カリフォルニアの星空を寝床に

wilcoがやって来てるのだった。素晴らしい演奏だったけれど演奏時間が短く感じて個人的にちょっと消化不足だった感じのオールナイトイベントだった初来日からはきっと10年くらい経っている。その後発表された曲の中にunlikely japanなんて歌詞があって、日本ありえないって、いくら待っても来日の気配はなかったし、日本にはもう来ないのかなんて思って海外までライブを見に行って2デイズ、向こうにしたら外国人の僕が前のほうで見たいなあと思ってたらするするとお客さんたちがどうぞどうぞと前のほうに通してくれて一番前で見てきてしまったのだけど、そのあとすぐ来日が決まって、あれ、なんて拍子抜けしつつも興奮して見に行って、気のせいかもしれないけれど、likely japan、日本だってありだねって歌ってたように聴こえたので、半泣きでステージを見てた3年前。去年はフジロックに来てたけど、もう若くもないのでひとりでフジロックって、とかなんとかまあ、行かなかった。そして単独公演についにまたやってきた。気持ちはすごく意気込んでいたけれど開演前ギリギリに行ってしまい、しかも会場が前と同じzepp東京だよなあなんて行ってみたら人の気配がいっさいなくあせった。え、zepp東京って2つあるの、いつの間に、そんな、人の気配のない入り口付近に貼られた貼り紙の案内を見て呆然として焦って走って会場に向かった。なんとか間に合った。できるだけ前のほうへと行ってステージを眺めた。よかったですね、ただただかっこよい演奏、jeffの歌声はやっぱり生々しく魅力的で2時間弱の時間も立ちっぱなしも気にならなかった。そこで観客から歓声が上がるのがなんとなく馴染めなかったのだけど、今回はオリジナルのままはっきりunlikely japanって歌ってて、吹っ切れた感じがした。say you miss meやhummingbirdとかだったかな、シンガロングな感じはよかったな。アンコールの最初の曲がウッディ・ガスリーの大好きなCalifornia starsで聴きたかったし、うれしかった。今回は2デイズなのでjesus,etc.は2日目にやるかなあ。
California Stars