たびびと（カメラマン、ピアニストそしてうたうたい）

「ピアニスト」　写真：原田奈々、文：原田郁子

「ツーリズモ」　写真：原田奈々、文：原田郁子
原田郁子さんの「ピアノ」ソロライブで買った自主制作写真集「ピアニスト」
原田郁子さんが文章を書いて写真にも写っていてその写真を撮っているのは、原田郁子さんの妹の原田奈々さん。
「過去を否定しちゃいかんぜよ　というのが　わたしの自負であり　とは言え　まだまだ旅の途中であり」
と写真集が締めくくられていて、
でその第2弾「ツーリズモ」では本当に旅に出てしまうのでした。
バルセロナ、リスボン、パリでの出来事を綴ったもの。
とてもいい感じ。
旅のおわり、航空機のトラブルで１日帰国が延びて、でもそのおかげで、朝、ホテルの窓のカーテンをあけると、今まで見たことのなかった空を見ることになって「これを見るためにここまで来たのかもしれない。」と思ったという。
そういえばそんなことあった。去年の宮古島への旅行 は、東京が台風のために帰りの飛行機が飛ばないで、１日よけいに泊まることになった。それまで昼間はいい天気、夜は曇り空だったのに、足止めされた日の夜空は今まで見た星空の中で一番の星空だった。そのとき、きっと僕は、あの星空を見るためにその場所へ行っていたのだ。
また、どこかに行きたい気分だ。

「ツーリズモ」のバルセロナの少年の話が、好きだ。

この本を見て、そして、読んで、クラムボンの「コントラスト」という歌をとても聴きたくなって、最近は、家に帰ると必ずこのうたを聴いているんだ。クラムボンのうたでもとても好きなうたのひとつ。

さまざまなひとがおられます　ぶつかって　きずつけて　ゆるさない　さまざまないけんがございます　おもいこんで　おしつけて　みとめない　でも平気　平気だよ　君に会いにゆけば　きっと平気　平気だよ　君と話していれば　僕は僕を　とりもどす　・・・・・とりもどせる　すばらしいことだ　あぁなんて　すばらしいことだ

ツーリズモ?バルセロナ、リスボン、パリ ひとり旅のようなふたり旅

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