すばらしいこの世界
残業帰りの満員電車。会社員男2人と女1人が大声で会話していた。女「今日さ女子高生にすげー足踏まれてさあ。」男1「スカートまくり上げてやれー。」男2「そんで写真撮って言うこと聞かなきゃ絞めてやれー。」大声でなんちゅう会話だ。僕はこの世界から逃げ出したくなる。すごく嫌な気分。それで本の中に逃げ込む。そして本を読み終える。三浦しをん「私が語りはじめた彼は」三浦しをんさんはこの間、直木賞を受賞したな。この人の文庫本になったエッセイや小説いろいろ読んだけどエッセイで見せる姿で想像できないくらい小説ごとに作り上げている表現はなんだか本当に同じ人がすべて書いたのって思うくらいにいろいろな展開をしていてすごいなあと思った。最初難しいなって思って読みはじめたら途中から面白くなってどんどん読みいってしまうのは人に借りて初めて読んだ作品「月魚」を読んだときもそうだったな。昼間の新幹線の移動中、HONZIさんのアルバム「one」「two」をずっと聴いていた。バイオリンや楽器で印象的な音楽を奏でていただけではなくて懐かしい記憶を呼び起こすような素敵な声の持ち主だった。僕はずっとその世界の中に逃げ込んでいたかった。
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