いつまでこんなふうに

peanut_butter2008-08-09

久々の夏フェスに参戦!サマーソニック08に行ってきた。朝から暑い。まずはマリンスタジアムでお目当てのひとつLOS CAMPESINOS!を見た。スペイン語で毛布たちって意味だっていうイギリスの若者たち7人組。メンバーみんながかわいらしく微笑ましい雰囲気。顔真っ赤にして歌ってた。そのあとへなちょこ声でサンキュー、ありがとって言うのもなんか愛嬌があってよかった。バイオリンの女の子もかわいかった。you! me! dancing!が好き、気分が盛り上がる。最後の曲を聴きながらスタジアムをあとにして循環バスでメッセの方へ移動し、Perfumeを見たくてDANCE STAGEに行ったら入場制限であきらめた。大人気なんだなあ。そりゃ、オリコン1位だからなあ。あんな中途半端に仕切られた会場じゃなくてマリンスタジアムのトップバッターをperfumeにすればいいのになあと思う。くやしいなあ、見たかったなあ、だってPerfumeかわいいじゃんね。しょうがないので見たいものが集中しているSONIC STAGEの場所確認してまた循環バスにのってマリンスタジアム方面へ移動した。持っていったお茶も暑くてすっかり飲み干してしまったので、売店でビールかって昼間っからビールを飲みながら大きなテントでできたISLAND STAGEでイギリスのTHE TROUBADOURSを見た。どんなバンドか詳しくは知らなかったんだけど、the la'sなんかと比較されるとか聞いたんだけどthe la'sのメンバーがやっていたcastってバンドに近い感じでモッズっぽい雰囲気もあってコンパクトに畳み掛けるように演奏されるポップソングがなかなか良かった。また循環バスにのってメッセの方に移動して、屋台でケバブ買ってまたお酒を飲みながらランチタイム。そして、これまたイギリスの若者たちCAJUN DANCE PARTYのライブをSONIC STAGEで見た。ちょっと音のバランスが良くなかったように聴こえたけれど、なかなかカッコいい佇まいのバンドですごくいいなあと思った。そのあとTシャツ売り場でいろいろと物色。一番のお目当てのバンドだったDEATH CAB FOR CUTIEのTシャツを買った。そのあとSONIC STAGEでやっぱりどんなバンドか知らなかったけれどTHE KILLSを見ようと待っていたら機材トラブルでドラムマシンの音源が全部消えちゃったそうでキャンセル。どうでもいいがマイクを持って客前にお詫びに現れたスタッフがバンド名をずっとTHE KILLERSって言っていてあんまりだなあれは。それでそのままSONIC STAGEで個人的にはハイライトのアメリカのトップバンドとなったDEATH CAB FOR CUTIEを買ったTシャツに着替えて見た。新しいアルバムの1曲目のBixby Canyon Bridgeから始まるので嫌が応にも盛り上がる。アルバムの中でも印象的なサビがドラマチックなLong Divisionがカッコ良かった。もちろん、I Will Possess Your Heartもたまらなかったし、最後のTransatlanticismの壮大なエンディング、いやーやっぱりいいバンドだなあ。写真はDEATH CAB FOR CUTIE登場前のステージ、新しいアルバムのジャケットがステージの後ろに大きく掲げられてたんだけど照明がないので見えないね。そのあと、イギリスのTHE FRATELLISというバンドを後ろの方で見ていた。初めて聴いたのだけど僕も若いときなら夢中になっていたかもって感じで人気も頷けるポップな音楽だった。ビールをまた飲んだりしてライブが終わり前の方で盛り上がっている若者たちがステージから掃けていったあと、ステージ前方を目指して動いていった。床には若者たちのゴミの残像が、、、エコだとかゴミ分別だとか会場でアピールしているのに皮肉なことにも人間なんて結局ね身勝手なもんだよって感じる複雑な情景だった。ステージ前まで行ったのは50歳を迎えたイギリスのPAUL WELLERのライブを見るためだ。僕が高校生や大学生だった頃に特に夢中になったロックミュージシャンのひとりで初めてライブを体験できる機会になったのだから間近で見なくちゃって思ったのだ。いやー、歳なんて関係ないくらいひとつ前のバンドの音なんか吹っ飛んじゃうくらいタイトでキリッとした演奏にしびれてしまう。それに最後の方とアンコールにはTHE JAMの曲を演奏した。これにはさらに興奮した。正直もうずいぶんTHE JAMなんか聴いていないから曲名とか忘れていたけれど、染み付いた感覚は曲のことをちゃんと覚えているのだった。PAUL WELLERの新しいアルバムも聴いてみよう。帰りの電車でふと思い出したモータウン調の雰囲気がごきげんなアンコール曲はTOWN CALLED MALICEだった。もう一曲やったTHE JAMの曲は家に帰ってきてCDをあさり聴いたアルバムSETTING SONSに入っているTHE ETON RIFLESだった。夢中になった音楽はいつまでこんなふうに僕の中に残りつづけるのだろう。久々にUKロックに浸った一日。

Gift

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Setting Sons

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